【JPNOPEN使用構築】SM版ガルクレセ~天使の羽とクリスタル(Game Size)~【ベスト16】
みなさんこんにちは、いっちーです。
本構築は先日行われたJAPANOPENで使用
予選6-3 2位抜け
決勝トーナメント1落ち
のベスト16でした。
2週間後のオフやこれからのレートでも使用予定があるので公開しようか迷いましたが、改善点があり、オフのパーティを公開したことあまりなかったのでせっかくなので公開することにしました。
ここからまだ変えていくつもりではありますが、パーティのコンセプトには自信があるので読んでいただけるとうれしいです。
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[構築経緯]
S2になって過去作が解禁され、対面・サイクル・展開問わず様々なパーティを見るようになった。
Z技や積み技を駆使して強力な崩し手段を得たポケモンが増えたことに加え、電磁波などの弱体化により6世代のようなクレセリア、カバルドンで止めて切り返す手段が殆ど通用せず、かといって展開のスピードを相手と競っていては安定性を欠くように感じた。
そこで、展開されたときにトリックルームを使用し、相手のエースに依存せずに対面性の高いポケモンで切り返すことができるようにし、それに加えて様々なパーティに対応できる構築を目指した。
ORASの最終シーズンの混沌環境を勝ち抜き、なおかつトリックルームと相性がいいアタッカーを採用しているじるぽけさんのパーティを構築のスタートとし、それをベースに調整を行った。(無断なので言われたら消します)
[パーティ概要]
@妖Z 159-156-104-x-125-116
H228A252B28 じゃれ付く/シャドクロ/トリル/呪い
@拘り鉢巻 175-201-117-x-121-125
H68A228B12D4S196 逆鱗/馬鹿力/地震/神速
@ゴツゴツメット 227-x-189-95-151-105
H252B252D4 ムンフォ/トリル/月の光/三日月の舞
@ガルーラナイト 181-147-100-x-100-156
H4A252S252 捨て身タックル/猫騙し/冷凍パンチ/地震
@拘り眼鏡 175-x-114-188-126-125
H116B228C124D4S36 オバヒ/虫さざ/炎舞/サイキネ
@格闘Z 10万ボルト/気合玉/めざパ氷/悪巧み
H140B16C100S252(非理想) 172-x-92-178-100-168
[個別紹介]
ガルーラ@ガルーラナイト 陽気 ※肝っ玉→親子愛
181[4]-147[252]-100-x-100-156[252]
6世代からやってる人は見飽きたであろう、一番対応力が高い技構成のASガルーラ。
弱体化を受けて前世代ほどの突破力はなくなったが、それでも十分なスペックを持ったポケモン。
S1では相手の展開を防ぐための岩石封じや行動保証をつける耐久振りが主流であったが、後ろで紹介する強力な切り返し要因を選出に組み込みやすいかつ、上から縛る強力なZ技持ち(主に電Zカプ・コケコ)の減少ためこの技構成・努力値振りにすることができた。
冷凍パンチによりガブリアスに対する対抗手段を持ちつつ最速にできたのも大きいと感じている。
猫騙しは後述ポケモンのトリックルームのターン調整や呪いとの相性もよかった。
文句なしの選出率No1ポケモン。
ミミッキュ@フェアリーZ 意地っ張り ※化けの皮
159[228]-156[252]-104[28]-x-125-116
じゃれ付く/シャドークロー/トリックルーム/呪い
調整
H-B:A207メガギャラドスの+1滝登り最高乱数切り耐え
調整は下ページの個体を参照にした。
相手の展開対策として殆どのエースに対して行動保証を持ち、トリックルーム+Zじゃれつくによる強力な切り返しができるミミッキュを選択。
技構成はコンセプトのトリックルームと一致技2つに加え、こういったスタンで薄くなりがちなバトン戦術や害悪戦術の対抗手段となり、強力な削り&退場技となる呪い。
ガルクレセに加えこのミミッキュを選択することにより、相手のエースで抜いていくような構築には選出画面から勝ちが見えていることが殆どで、easy win出来ることが多かった。
[252]227-x-189[252]-95-151[4]-105
この構築の軸となるポケモン。
前述したとおり普通の物理受けで状態異常をばらまく方では動きにくいと考え、切り返し能力に優れたトリックルーム+三日月の舞型で採用。
物理受けとしての信用度は落ちても、そこはクレセリア。起点になりそうでもクッションからのトリックルーム(+三日月の舞)で仕事を最低限こなすことができる。
今の環境では意外に思われる方もいるかもしれないが殆どの試合で選出し、ガルクレセ@1で試合を組み立てていた。
エース構築にはこのクレセリアとミミッキュ、サイクル構築には霊獣ボルトロスが刺さっていることが殆どなので、相手の戦術に合わせて自分のポケモンをもう一回展開することができ、なんやかんやで高スペックなこのポケモンを殆どの試合で前向きな理由で選出できたのはパーティ全体の安定感につながっていた。
ウエポンには重くなりがちなゲッコウガ、メガギャラドスへの打点としてムーンフォースを選択。
月の光は通常の物理受けとしての役割を果たすだけではなく、トリックルームのターン調整としても重宝した。
ウルガモス@拘り眼鏡 控えめ ※虫の知らせ
175[116]-x-114[228]-188[124]-126[4]-125[36]
オーバーヒート/虫のさざめき/炎の舞/サイコキネシス
調整
A182ガブリアスの「がんせきふうじ」が乱数1発(6.3%)
159-124メガゲンガーを「サイコキネシス」で乱数1発(87.5%)
183-105ガブリアスを「むしのしらせ」+「むしのさざめき」で確定1発
調整は参考元のじるぽけさんの調整をそのまま流用。
最近では準必須である炎枠であり、かつガルーラで止まり安いポケモンに対する強力な崩し要因として採用。
今回はトリックルームや三日月の舞と相性がいいため、拘り眼鏡をもたせた。
調整はガルーラやガブリアスへの居座りという選択肢を残し、突破の可能性も秘めた物理耐久に大きく割いたもの。
リザードンによる切り返しが怖いが、技の通りがよく環境での動きやすさは感じた。
技は眼鏡と相性のいいオーバーヒートともう一つの一致技である虫のさざめきは確定で、その他は特殊耐久ポケモンの後出しも許しにくくする炎の舞を採用した。
最後の技は一貫性が取り安く、バシャーモ突破の可能性を残すためにサイコキネシスとした。
カイリュー@拘り鉢巻 意地っ張り ※マルチスケイル
175[68]-201[228]-117[12]-x-121[4]-125[196]
逆鱗/馬鹿力/地震/神速
調整は上のウルガモス同様参考元のじるぽけさんの調整をそのまま流用。
環境に増えつつあった炎ポケモンに見せ合い段階から強く、高い対面性能を持つので採用。
技は使用頻度の高い逆鱗・神速は確定とし、鋼タイプなど幅広いポケモンに打点が持てる地震、ガルーラへの奇襲や重くなりがちなサイクルパーティへの崩しの切り札となる馬鹿力を採用。
このポケモンはドラゴンタイプの通りがよいパーティへの制圧力は高いが、強力なフェアリータイプポケモンが多い現環境ではその場面がなく、選出率はとても低い。
ガルクレセミミッキュ、ガルクレセレボルトで対処が困りやすいウルガモスへの圧力となるが、選出の窮屈さを感じたので変えるとしたらまずこの枠からだろう。
霊獣ボルトロス@格闘Z 臆病 ※蓄電
172[140]-x-92[16]-178[100]-100-168[252] (非理想)
10万ボルト/気合玉/目覚めるパワー氷/悪巧み
調整
H-B:A200ガブリアスの逆鱗 85.4%~101.1%(6.3%)
A200キノガッサのテクニ岩石封じ 86%~102.3%(18.8%)
S:最速
C:残り
他の5体では受け回し&サイクルに対する対抗策に欠けていると感じたので、パーティ全体で通りがちな電気・地面の一貫を切り、サイクルパーティに対して最高クラスの崩し性能をもつ悪巧み霊獣ボルトロスを選択。
技構成は最も多くのサイクルに対応できる技を選択し、持ち物は重くなりがちなポリゴン2を素早く崩すことができる格闘Z。
昔から「気合玉を当てる霊獣ボルトロスは強い」と言われていたことからもわかるように、威力を上げるだけではなく気合玉一番のネックである命中率問題をクリアする格闘Zとは大変相性がよく、穏やかに技選択をすることができた。
オフではサイクルパを相手にすることが多く、勝利に直接結びつくことが多かったので圧倒的MVP。
Sはガルーラ、リザードンの上を確実に取るために最速。
調整はCSぶっぱである必要性を感じなかたので、ガブリアス相手に一回居座る事ができる可能性を上げるために6世代にあった172ボルトロスの調整をそのまま流用した。
[基本選出&課題]
基本選出はガルクレセ@1
個別解説でもあったが、9割方これ。
大まかにに言うなら、展開構築にはガルクレセミミッキュ、サイクル構築にはガルクレセレボルトを選出することが多かった。
これからは課題など
クレセリアに毒々を採用してないので、単純にカバルドン・クレセリアのような高耐久ポケモンの崩し手段が足りないように感じた。
特にゴツメステロカバルドンは無理です。
6世代ではカイリューが強引な崩し手段となることもあったが今は通用しにくいので、さっきも言ったがここから変えるべきかなぁと言う感じ。
とはいえ状況に応じてトリックルーム、三日月の舞を使い分けることにより基本的に様々なパーティに対応することができた。
また、Z技に変換されることを考慮するなら、ウルガモスのオーバーヒートを除いた全ての技を100%で固めることができたことも安定感につながっていた。
[おまけ]
トレーナーカードの画像でも使用しているが、ミミッキュのNNは神ゲーであるサノバウィッチの「因幡めぐる」ちゃんからとった(理由はプレイしている人しかピンとこないだろうから割愛)。
因幡めぐるちゃんは可愛いだけでなく、本ルートで恋人同士になってから主人公に甘えてくる姿の愛らしさがたまらないのはさておき、構築名はこのキャラのEDテーマである「天使の羽とクリスタル」から
この曲が本ヒロインの主人公に対する純粋な好きという気持ちを、ポップな曲調にのせて歌い上げた素晴らしい曲であることもさておき、
天使(ミミッキュ)の羽(カイリューorウルガモス)とクリスタル(Zクリスタルorクレセリア)
みたいにミミッキュさえ採用していればなんとでもこじつけることができ、収まりもいいので気に入っている。
また、構築名に(Game Size)と書いたのは構築に改善点がある状態であるから。
これから構築の完成度を上げ、"~天使の羽とクリスタル(Full ver)~"と自信を持って言えるようにしたいですね。
~Fin~